毎日が運動会?!

4月に入り新年度も始まりました。入社式のニュースも流れて、私も航空会社に入社したてで頑張っていた頃を思い出しました。今回は訓練期の思い出からCAの仕事の一部を紹介したいと思います。

 

航空業界にCAとして入社すると、聞いたことがあるかと思いますが、まず訓練を受けなければなりません。せっかく入社出来てもこの訓練をクリアしなければ、一人のCAとして飛ぶことは出来ないのです。約2カ月間(期間はそれぞれの航空会社によって異なります)CAとしての様々な知識をみっちりと学び、厳しいチェックをクリアしたのちにはれてCAとして飛び立つこととなります。私もこの訓練が今までの人生で一番勉強した時ではないかと思います。

 

訓練では、緊急事態に対応した保安要員としての仕事を主に学びます。訓練内容の7割が保安要員としての知識で、残りの3割がサービスのマナーや所作などです。

必死だった記憶しか思い浮かびませんが、その中で忘れられない教官の言葉がありました。

「CAはそんなに甘くはありません、夏場なんかは毎日運動会なんですよ!!」

一生懸命訓練に励むものの、やはりどこかしら憧れのCAになれるという浮かれた態度が出てしまっていたのでしょう。しかし、同期と顔を合わせて、運動会って!(苦笑)

今ではこの意味がよく分かります。

CAの一連の仕事を簡単に説明すると、

①ブリーフィング(出発前にクルー同士で簡単なミーティングを行う)

②機内に乗り込み安全性の確認・搭載物の確認など

③お客様の搭乗

④離陸

⑤機内サービス

⑥着陸

⑦降機後次の便の出発の準備など

おおまかに言うとこのような流れです。CAの仕事と言うと、主に機内サービスを思い浮かべるかと思いますが、実はそれ以外のところがより重要で、ある意味勝負どころとも言えるのです。今回は②番や⑦番の仕事内容に目を向けようと思います。

機内でのCAとしての仕事はお客様が乗り込む前、到着して降機された後、続けて次の便を飛ぶ場合、便と便の間にも様々な仕事があります。

主な仕事をあげるとすると、飛行機に不具合や不審物が無いかチェックしたり、搭載されている物品が必要数あるか確認したり、汚れが無いかゴミが落ちてないか清掃したりなどです。(これは一便一便フライト前には必ず確認します。)

 

例えば何かの理由で遅れている場合はどうでしょうか?

飛行機という乗り物は公共交通機関なので、時間厳守はつきものです。しかし、天候の影響を受けやすく遅れが生じやすい乗り物でもあります。遅れが発生していると、当たり前のことながら、次の便を少しでも早く出発出来るようにするために汗をかきながらも最大限頑張るのです。

また、どんなに急いでいても安全性をおろそかにしては絶対にいけません。短時間でもしっかりとチェックを行います。

こうなってくると、教官の言っていた運動会という意味がようやく理解できると思います。

常にドタバタの中でも、確実で清潔感のある丁寧なおもてなしをやるというのがCAの仕事の難しさでもあり、やりがいでもあるのです。

機内で綺麗なCAさんがいても実はひと汗かいた後なのかもしれません。笑

だからこそ、それを感じさせないCAさんを本当に褒めてあげてほしいと思います。